写真撮り放題&ワインも飲める常識破りの美術館「別府アートミュージアム」

流川通りの「流川4丁目」交差点にある「別府アートミュージアム」。2017年12月にオープンしました。

有名人に会える美術館”というキャッチフレーズがついていますが、果たしてどんなトコロなのでしょうか?

想像以上に有名人だらけ!

受付を済ませて、いざ作品鑑賞へ……!と、思ったら、最初に飛び込んできたのは「撮影可」の看板でした。

 

通常、美術館は撮影不可の場合が多いのですが、ご自由に写真撮影していください!SNSにもガンガンアップしてください!とのこと。めっちゃ気前がよくて驚きです。

地元大分県の作家スペース

最初に通るのは個展スペース。大分県の有名作家の作品が並びます。

 

でっかい馬の像は、象牙で作られているんだとか。思わず値段を想像してしまう、アートとは程遠い俗物の筆者。すみません……。

 

極限まで作品に近づけるので、絵の具の凹凸や細かいタッチまで丸見え!

ググっと遠ざかって全体像をみたり、右から左から下からみたりもできますよ。こんなにゆったり鑑賞できるのは、「別府アートミュージアム」ならでは。

今後も、大分県や別府市で活躍するアーティストの個展などを積極的におこなっていく予定ですって!

美術の教科書に載るレベルの超有名アーティスト作品

狭めの入り口をくぐると、グっと照明を落とした空間が出現。そこは特別展示室です。

 

ルパンも狙うであろう本物のお宝、世界的有名アーティストの作品が勢ぞろい!

 

え、ピカソってあのピカソ?ぎゃふーーーーーん!
※あえて作品の一部分のみを掲載しています。全体像はぜひ実物を見てね!

 

ダリって、あのダリ……!!!?ぎょわわわーーーー
※あえて作品の一部分のみを掲載しています。変態的に細かいタッチにゾクゾクしまっせ!

アートについて全く詳しい知識のない筆者でも知っているビッグネームの作品が、次から次へと押し寄せます。

中高時代の美術の教科書や資料集などが手元になるなら、予習してから行くとより楽しいかもしれませんね。

 

お気に入りを見つけたら、写真撮影もできますから、遠慮なくバンバン写真を撮りましょう。待ち受け画像にしても怒られませんよ!

大分県出身の世界的有名画家・工藤和男名誉館長の部屋

働く人を描き続け、国内外で数多くの受賞歴がある工藤和男画伯。その工藤画伯の私物である画材や椅子、机などが展示されています。

 

ぜひ、画家ごっこの様子を写真におさめたいトコロですね。

名誉館長・工藤和男のド迫力絵画

工藤和男画伯の絵画は身長よりも大きく、迫力あるものがいっぱい!

 

絵に近づいてみると、絵具を塗り重ねた様子がはっきり見えました。部分的にみるとなんじゃこりゃ?

というただの色が、遠くから見るとちゃんとした絵になっている!画家ってやっぱりスゴイんだなぁなんて、改めて感動です。

世にも珍しい“芸能人の絵画”

ビートルズ、北野武、工藤静香……え、この人ってこんな絵描くの?という驚きの出会いがあります。

ビートルズ作品はミュージアムの目玉作品のひとつ。世界に数枚しかない貴重なものです。

その貴重さを示すかのうように、テレビで紹介された当時のVTRが流れています。美術館でテレビ番組とは。なんとも自由!!

いろんな芸能人の作品をへー、ほー、ふーん と、じっくり眺めてみましょう。

 

天野喜孝や松本零時など、アニメファンにも嬉しい作品も展示中!

 

なぜか、ちあきなおみの「日本歌謡大賞」のトロフィーが飾ってありました。

アートって、なんだろう?ふとそんな根本的な疑問さえ湧き上がる、刺激的な空間です。

BGMが流れる館内は自由な雰囲気

クラシック音楽が流れる館内では、少しくらい興奮気味で話をしても大丈夫。気兼ねなく会話してOKで、子供も大歓迎です。じっくり鑑賞できるように、至る所に椅子やテーブルがあります。

しかも椅子が、やたらとゴージャス!どこぞのお姫様や貴族様が座っていそうなきらびやかなものが多い印象です。

高貴な人になった気分で、ポーズをとって写真を撮るのも楽しそう。

目指すはPOPな美術館

館長の兼光郷道(きょうどう)さんは、「美術館でなはなくミュージアムという名前にすることで、美術館よりも親しみやすくして入りやすくなるようにした」とお話してくださいました。

 

誰でも楽しめるように、既存の美術館の概念を破り「撮影OK・SNSでのシェア大歓迎」「カフェ併設」「ワインも飲める」を実現。

館内はテーマごとに区切りがあり、ちょっとした迷路のような構造にすることで、自然と絵や美術の世界に入っていけるよう工夫されています。

美術館というよりも、レジャー施設のような感じでお客さんに来てもらえたらうれしい!という館長の思いが通じたのか、実際に大学生や中高生など若いお客さんが多く訪れているそうです。

 

「最初は明らかに乗り気でないお客さんも、みんな笑顔で満足して帰ってくれるので嬉しいですね」と館長。

入館料は大人700円、大学・高校生500円、小・中学生300円で、普通の美術館よりも低めの設定が嬉しいですね。

まとめ

美術の知識がゼロでも、気が付けばはしゃいでる自分がいる……それが「別府ミュージアム」。

アミューズメント施設というか体験施設というか、普通の美術館とは違った趣があって、いろんな刺激や会話が生まれる場所でした。

次から次へと現れる有名人の作品に、なんだか得した気分で胸いっぱい大満足。ぜひ一度、足を踏み入れてみましょう!

別府アートミュージアム

住所大分県別府市秋葉町7番24号
センチュリーハイツ日名子 2階
電話番号0977-22-2919
営業時間10:00~18:00
定休日火曜
駐車場あり
料金大人:700円
大学・高校生:500円
小・中学生:300円

この記事を書いた人
泥ぬマコ

べっぷる編集長。ビーベップ編集長。フリーランスのライター・編集。夫・娘・犬と一緒に別府へ移住してきました。PR記事や取材記事、キャッチコピーや企画・構成・編集も請け負っています。
ブログ→泥ろぐ http://doronumako.com