個性的なお店がしのぎを削るカレー激戦区、別府。その中にまた、新たなカレー屋さんが出現しました。
2020年4月にオープンした「スリランカ料理店 come come(カムカム)」です。
※以前は石焼カレーの有名店「おじいさんの時計」があった場所。
人気のランチメニュー「カムカムカリー」
チキンカレーと、季節のお野菜たっぷりのおかずがセットになったプレート。
まず提供されるのはサラダです。一見ごく普通のサラダに見えますが、テーブルに置かれた瞬間にスパイスの香りが漂います。
ひと口食べれば広がるスパイス天国。早くも初めての体験です。
チキンカレーは、ココナッツミルクたっぷりのサラッとしています。ゴロゴロと大振りの鶏肉が食べ応えあり。
サバとジャガイモのコロッケ:サバの塩気がジャガイモに絡まっていい塩梅。
キャベツとココナッツのサラダ:極限まで細く刻まれたキャベツにココナッツの風味が合わさってこれも初めての味わい。じんわりとした旨味があっていくらでも食べられそうです。
ほかにもスパイスたっぷりオムレツ、ビーツ、ジャガイモの炒め物、しめじ・ナスの炒め物と、おかずがたっぷり。
ご飯の上のパリパリのおせんべいは砕いて混ぜてみましょう。
ご飯とおかずを混ぜながら、そしてカレーも徐々に混ぜながら食べるのが現地流。少しずつ味を変えて、自分なりのカレーの分量で食べるのがおすすめの食べ方です。
香り高い炊き込みご飯「ブリヤニ・スパイスカレー」
「ブリヤニ」は、炊き込みご飯のこと。
細長く水分のないお米は、パラパラとした食感。スプーンで頬張ると、今までに食べたことのない味と香りが広がります。
スパイスのパンチがガツンと効いていて、どう表現したらよいのかわかりません。
苦いとも甘いとも違う、でも辛いとも違うしマズイわけでもなく……なんだなんだなんだなんだこれは?頭の中は?でいっぱいです。
「パキスタンで食べたビリヤニの味がする」とは、べっぷるカメラマン・マロ氏のご意見。
チキンカレーを混ぜると、全く別の味わいが広がりました。
なんだかわらかんけど……おいしい!未知の世界へ突入です。
しんなりフライドオニオンの甘味とレーズンとスパイスと、幾重にも重なる香辛料が合わさった複雑で、本場スリランカ料理の洗礼を受けました。
そして、意外と辛いんです。後からじわじわっと染みてくる辛さがありました。
スリランカ女子に大人気「ファルーダ」
はじめて目にする謎の飲み物「ファルーダ」は、薔薇のドリンクです。
ピンク色のバラドリンクの上にアイスクリーム。そして中に入っているプチプチしたものはバジルシードです。
スリランカでは、若い女性を中心に大流行しており、日本でいうタピオカのような存在だそう。
飲んだ瞬間に薔薇の香りがぶわっと広がる、ファンシーの極みドリンクです。
ほのかになつかしい味「パイナップルプリン」
5mmかくほどに切ったパイナップルの果肉がたっぷりはいっています。
イチゴゼリーと二層になっていて色合いもキュート。
このイチゴゼリー、昔なつかしい固めで弾力ある食感がたまりません。
笑顔100点満点のオーナー&スタッフ
にっこり笑顔が印象的なオーナー・スチッタ・ダナセカラさんは、別府大学の出身。スリランカでは日本語学校を経営しています。
「去年から用意してしていて、今年コロナで一番大変な時にオープンしました。今、ランチはおかげさまで盛況です」
オーナーの妻で店長のティリニ・ニサンサラさん、シェフのアソーカ・ニルミニさんがお店を支えています。
まとめ
本場から取り寄せるスパイスをふんだんに使った、ガツンとくるスリランカ料理。ぜひ一度体験してみてください。テイクアウトもOKです。
※今回紹介できなかった「ヌードルカリーセット」も相当気になるので、近いうちにまたお邪魔して、レポート追加します。乞うご期待!
スリランカ料理「come come(カムカム)」情報
店内
異国の音楽がBGMとして流れる店内は、カウンターもテーブル席もゆったりした配置です。
珍しいスリランカのお酒も揃っています。
メニュー
情報
住所 | 大分県別府市鶴見9組ルミエールの丘S-16 |
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電話番号 | 0977-51-5725 |
営業時間 | ランチ 11:00~15:00 ディナー 17:30~21:30 |
定休日 | 火曜日 |
駐車場 | 10台 |
べっぷる編集長。ビーベップ編集長。フリーランスのライター・編集。夫・娘・犬と一緒に別府へ移住してきました。PR記事や取材記事、キャッチコピーや企画・構成・編集も請け負っています。
ブログ→泥ろぐ http://doronumako.com