昭和28年創業!ウマ~い塩ラーメンが最高「大陸」

別府駅東口を出てスグ、ゆるやかな下り坂になっている大通りを少し進むと、右手に見えるのが「大陸」。
別府の街に溶け込む、下町情緒あふれる外観です。

 

店の前には、美味しそうなサンプルがズラリ!
外国人観光客のみなさんも、興味深そうに覗いたり、写真を撮ったり。
なかなかフォトジェニックなサンプルです。

大陸特製冷めん

昔ながらの「別府冷麺」を食べられるお店としても知られる「大陸」。
そば粉入りの麺、牛肉、卵、そしてキャベツのキムチと、別府冷麺の見本のような冷麺です。

 

麺もスープもすべて自家製で、とってもさっぱり。
湯上りの火照ったカラダにも嬉しいですね。

 

なんといっても、歯ごたえ満点のシコシコ太麺がうまい!
酸味が効いたスープにキムチを混ぜて、少しだけピリっとくるのがたまりません。

大陸ラーメン(あっさり塩味)

派手でもなく地味でもなく、本当にオーソドックスな顔した塩ラーメン。
ところがところが……

 

とびきりお・い・し・い!!!!!!
少し柔らかめで、優しい味わいの手作り卵麺と、さっぱりしているのにやたら旨味のあるキレイなスープが最高。

チャーシューは、ほろほろと柔らかく、こってりしていない感じがイイ!

 

飲んだ後の一杯はコレに限る!
なんて心に決めている人も多いんじゃないでしょうか。

そんなに主張があるわけでもないのに、どうしても忘れられない味。
これは危険な中毒性がある予感です。

大陸ラーメンと冷麺、温麺は昭和28年の創業当初から変わらぬ味を守り続けているとのこと。

激辛ラーメン

“激辛”という名にビビりますが、そこまでではありません。
手加減された辛さが心地よい塩梅で、しっかりうまーーーーーーい!

九州とんこつラーメン

クリーミーだけどしつこくなく、キツい匂いもなしでマイルドな豚骨らーめん!
こってりが苦手の方もするするっと食べられちゃいます!

昔ながらのカウンターが妙に落ち着く店内

店内は意外と広く、カウンターのみ。牛丼屋さんなんかに見られるスタイルですね。
テーブルや椅子はとっても清潔で、ベタベタすることはありません。

ザ・昭和のラーメン屋。

 

割り箸や調味料を入れるケースからだだ洩れる昭和臭。
この気取らない感じが嬉しくて安心します。

 

写真中央にあるのは、冷麺をニュルニュルっと絞り出す機械です。
とっても良く見える席があるので、ご希望の方は店員さんに声をかけてみましょう。

「麺の見える特等席で!」

と言えば、とっておきの場所に案内してくれるはず。

 

30年ほど前から置き始めたという食品サンプル。
言葉が通じないお客さんでも、指差しでわかるから便利だそうです。

駅前という立地もあり、外国からの観光客も多い「大陸」。
お客さんも、事前にどんなものが出てくるのかがわかるので、お店に入りやすいですよね。

微笑ましいオシドリ夫婦

ご主人の尾籠隆弘さんは、福岡県の出身で、先代の親戚だそう。
奥さんのみどりさんは、生まれも育ちも別府。小さい頃から「大陸」の常連でした。

「小さい頃、外食でここの冷麺と大陸ラーメンを食べるのが好きだったんですよ。
麺が出てくるのを見るのも大好きで。まさか嫁ぐことになるとは、思ってもいませんでしたけど」

 

最後に、おふたりの写真を撮らせてください!とお願いすると……

「あっちにピントあわせてや」

「いやあっちに」

と、カメラの”ピント”を押し付け合い、夫婦漫才のようなやりとりを繰り広げるおふたり。
仲睦まじい姿に心がなごみました。

まとめ

昔ながらの定番ラーメン、別府冷麺を食べるなら、文句なしにおすすめしたいお店です。

美味しそうな食品サンプル、昭和情緒あふれる店の雰囲気やメニュー表……
特別スゴイものがあるワケでなく、ギラギラもせず。ただただ昔からある変わらぬ佇まいが落ち着きます。

仲睦まじいご夫婦の様子になごみながら、おいしい麺をすすりましょう!

大陸

メニュー


※写真は2017年7月現在の価格です

店名大陸
住所大分県別府市北浜1-10-21
電話番号0977-23-2657
営業時間11:00~翌2:30
定休日火曜日

この記事を書いた人
泥ぬマコ

べっぷる編集長。ビーベップ編集長。フリーランスのライター・編集。夫・娘・犬と一緒に別府へ移住してきました。PR記事や取材記事、キャッチコピーや企画・構成・編集も請け負っています。
ブログ→泥ろぐ http://doronumako.com