やあ!よく来たね。
暗闇で、お前を待ってたんだぜ。
じゃあ、一緒にいこうか、彼方まで。
そんなわけで、ココは近代化産業遺産に認定されている「鯛生金山 地底博物館」です。
【鯛生金山 地底博物館】
かつて東洋一の金産出量を誇り、総延長110Km、地下500mの坑道を持つ鯛生金山。 当時の坑道を再現し、地底博物館として採掘の様子を今に伝えます。
引用:鯛生金山地底博物館オフィシャルサイト
坑道内には詳細な説明書きがたくさんあり、等身大のマネキンが作業の様子を再現しているので、楽しみながらしっかり勉強できます。
金山の歴史、穴の掘り方や坑内の構造などの説明があるかと思えば、神社や酒の貯蔵庫あり、イルミネーショントンネルあり。
なにがなんでも楽しませるぜ!という心意気が感じられます。
筆者イチオシの見どころといえば、冒頭に登場した「濡れそぼるイケメン」なマネキン人形たちです。
湿気の影響なのか、びしょびしょに濡れているのが最高!(時期によるものなかのか、いつもこうなのかは不明です)
少し時間が経つと、無性に会いに行きたくなっちゃう……もうこれ、恋かもしれない。
当時の様子が生々しく伝わる坑道内
チケットを購入して、いざ出発。
坑道までは季節によって美しい花が咲き誇ります。
ついにここから!かつて「東洋一の黄金郷」と謳われた金山の坑道へ。
入り口から、すでにひんやりした空気。気温は年間通して14℃です。暑い季節は羽織るものを持っていきましょう。
キタ!事務所のイケメンがお出迎え。
ロッカーの上に並べられたヘルメットや机が妙にリアル。ただし、だいたいイケメンってところがメルヘンです。
右側にいる偉そうなヒゲの人が、鯛生金山株式会社の経営者ハンス・ハンター氏。見るからに重要人物です。そしてイケおじ。
かと思えば、味わい深い空気をまとった庶民的なマネキンもいるんですね。
さあさあ、ずんずん進みますよ。
ラピュタのパズーが親方に任された「エレベーターの糸巻き」みたいなマシン、立坑巻上機がありました。
底が見えない闇「竪穴」でヒュン体験
「のぞいてみてください」「限りない人の欲望とロマンの景迹」と扇情的(?)な言葉で誘惑する竪坑。※ちなみに景迹(きょうじゃく)とは、人のおこなったこと、行状、経歴などのこと。
200mで水面、さらに水深は310mにもなるといいます。
ライトアップされているものの、底は見えません。ぽっかり開いた黒い穴の怖さったら、もう。
深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを……の言葉が思い出されました。
こわいよ、まじこわいよ!!
そんなこわ〜い竪坑の隣には、とびきり甘〜いイケメンズがいるんですよ!マジ必見。
背中合わせにこの人(マネキン)!
ギャーーー!
好き。
歪んだ口元、汚れた軍手にヘルメット、よく見えない目元、好き。
紺の作業服がしぶい、邪魔そうな前髪もいい。好き。
ちなみに、2回めの訪問時にはヘルメットのかぶり方が若干変わり、イケメンのご尊顔がよく見えるようになっていました!Wow!!
さて、興奮がおさまったところで、先へ進みます。
ここでも、あそこでも、作業している人(マネキン)
がたくさんいます。いろいろな仕事があり、大勢の人が働いていたんだなぁ。
はう!!!!見られている……
作業姿のイケメン(マネキン人形)にキュン必至
もうね、紹介したいイケメンが多すぎて困っちゃうのよね。
だから駆け足でお届けしますよ!
顔が見えないけど、多分イケメン。
リアルすぎてびっくりするマネキン。
そしてこちら、正真正銘、頑張るイケメン。
よく見ると、他のマネキンよりも明らかに服が汚れていて、大変なんだぜ感がしっかり演出されています。
こんなマシンを使って頭上を削るとか、怖いのに頑張ってるイケメン。好き。
眉間のシワ、いい。
ちょっと陰キャな彼もよき。
こんな長髪っぽい人、当時はいたのかな……とか考えちゃう?そんな概念捨てちまえ!!
見て。憂いを帯びてる。陰背負っちゃってる感じ、嫌いじゃない。
若い(気がする)。
びっしょり艶めかしい美女もいるよ
結構長い階段をおります。まだまだ、坑道は続きますよ!
と、行き当たったのはイルミネーションの洞窟。突然のメルヘンに戸惑ってはいけません、これがサービス精神というものです。
さて、ここからは少し雰囲気が変わり、作業服でなく作業着(和服)の人形たちによる作業の再現です。
女性も働いていたんですね。肌に汗、髪の先にも水滴がつき、かなりリアル。
けだるげな半目の男。アンニュイ?
マネキン人形たちを制作するとき、ポーズだけでなく表情も細かく指示したのかな……なんて考えちゃいますね。
こちらは、夫婦でしょうか。「ねこ流し」と呼ばれる、金銀を選別する作業中。重い金銀が水に沈む性質を利用した選別方法だそうですよ。
それにしても、再現の仕方がいろいろロマンチック。世界観があって楽しい!!
神社だってありますよ!
こちらは「黄金の鯛」レプリカ。なぜレプリカなのか?それは……各自調べてみてください。特盛のエピソードが見つかります。
そんな鯛のそばにいる、シミだらけ……ではなく、汚れっちまったおじいちゃん。
1回50円を払って、銅製の鯛に金箔を貼り付けることもできまっせ!
そんなこんなで、ありがたや〜なゾーンを抜けると、美女ふたりの作業風景。エロスな香りが漂いますね。
違います、助けを求めているワケではありません。多分。
どことなく、虚無。
こんな感じで、見どころとイケメン満載の坑道見学は終了です。
じゃあな。またいつでも戻って来いよ。
「鯛生金山 地底博物館」の情報
住所 | 大分県日田市中津江村合瀬3750 |
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電話番号 | 0973-56-5316 |
営業時間 | 3月〜11月 9:00~17:00 12月〜2月 10:00~16:30 |
休館日 | 元旦、12月~3月毎週火曜日(但し春休み期間中の火曜日は営業日) 令和4年4月13日~7月13日までの毎週水曜日 ※水曜日が祝祭日の場合は営業。休館日は翌日以降の平日に振替 ※詳しくは公式サイトを参照 |
駐車場 | 大型10台/乗用車130台 EV急速充電スポット完備 |
Webサイト | https://taiokinzan.jp/ |
べっぷる編集長。ビーベップ編集長。フリーランスのライター・編集。夫・娘・犬と一緒に別府へ移住してきました。PR記事や取材記事、キャッチコピーや企画・構成・編集も請け負っています。
ブログ→泥ろぐ http://doronumako.com