リピーター続出!記憶に潜り込む魅惑の味「スパイス食堂 クーポノス」


永石通りの五叉路にある「クーポノス」。
年季の入った建物と、どこか懐かしさを覚える看板が人目を引いています。

2016年の8月にオープン以降、地元の人や観光客に愛され続けているお店です。

フォーのセット

チキンフォー


チキン、タイバジル、タマネギ、もやしの入った「フォー」。
攻撃的でなく、優しくてまろやかな味です。


鶏肉がぷりぷりっと柔らか~。

サラダ


色とりどりでキレイなサラダ。
クミンが効いた人参、焦がしたスパイスが香ばしく噛みしめるたびに味が染み出る鶏肉、
紫キャベツのピクルスなど、どれを食べてもおいしすぎます!

 ベトナムコーヒー


ベトナムコーヒーは練乳を入れて飲むのがスタンダード。
グラスの底からぐるぐるかき混ぜて飲むと、優しい甘さに包まれます。

ニューヨークデリプレート


サラダ、ムフス、パン、スープ、そしてコーヒーかチャイがセットの「ニューヨークデリプレート」。

運ばれてきた瞬間、思わずわーっと歓声が漏れるほど、美しく鮮やか

とにかく野菜がたっぷり食べられるセットで、ベジタリアン対応メニューです。


「ムフス」とは、ゆでたひよこ豆にいろいろな食材を入れてペースト状にした中東の料理。
クーリーミーだけどミルクは使っておらずとってもヘルシー!

ヨーグルトチキンカレー


辛すぎずマイルドな「ヨーグルトチキンカレー」。
たくさんのスパイスが溶け込んでひとくち食べたらもうひとくち、と止まらなくなる味です。

ガパオライス


シャキシャキのもやしにバジルの香り。フライドオニオン・小エビのバリバリと、旨味のつまったお肉。

目玉焼きも全部まぜて、豪快に食べると至福の味がします。

スパイス焼きスペアリブ


料理を待つ時間から、食欲をそそる匂いを漂わせていた「スペアリブ」。
表面はこんがり、中はジューシーで、本当に本当にめっちゃウマいっ!!


骨と肉の境目は罪作りな美味しさです。
最初はフォークとナイフ、お箸でお上品にいただきましたが、最後は手で持ってかぶりつき!

ベジサンド


ベトナムでは「バインミー」と呼ばれる、柔らかいフランスパンのサンドイッチ。
写真は「ベジサンド」です。

たっぷり野菜にパクチー、そしてニョクマムの味がたまりませーん!

かき氷


娘が注文したのは「いちごのかき氷」。


「MONIN」というノンアルコールシロップを使っています。
他には手作りの梅シロップや、ほうじ茶もあり。


「クーポノス」のかき氷は、大きな氷から昔ながらの手動のかき氷機を使って作られます。


シャリシャリと音を響かせながら、ぱらぱらと落ちる氷の欠片を眺めていると、見ているだけでも涼しくなれそうですね。(夏季限定)

不思議なものに囲まれて妙にくつろぐ店内


2016年の7月にオープンした「クーポノス」。


東京出身の宮川園さんと、ベトナム出身のフックさんのおふたりでお店を切り盛りしています。


フックさんはベトナム料理担当。
2017年の3月までAPU(立命館アジア太平洋大学)の学生さんだったそうです。


カレーとタイ・ロシア・モロッコなど多国籍(無国籍)料理を担当するのは宮川園さん。


お店の看板は、別府屈指の看板師・松尾常巳さんによる最後の仕事だそう。

「“宇宙っぽい感じで”って依頼したら、想像とは違ったけど、すごくいいものができたんです」

と、宮川さん。





スパイスをイメージしたというターメリックの色の店内は、そこにいるだけで元気がでそうな色。

別府のレトロ、ベトナムのレトロ、両方のものを取り入れています。空間に合いそう!ということで、誰かが持ってきてくれたものもたくさん置かれているそうですよ。



植物もたくさん。

友達の家にお邪魔するような2階スペース




広々とした座敷になっている2階は、イベントなどに使用します。
フックさんがぶち抜いたという高い天井には、築110年以上の片鱗が伺える立派な梁。

日本語教室や、上映会、ナイトマーケットなど様々なイベントが開かれています。
イベントなどの情報はお店のFacebookでチェックしましょう。


2階の窓から眺める五叉路の景色がおすすめだそうです。
見晴らしがよくて気持ちいいー!

味は記憶、記憶は建築


何かを食べれば「それがどの材料で作られているか」を判別できる舌の持ち主である宮川さん。
絶対音感ならぬ“絶対味覚”があるんですよ。スゴイ!

美術大学に通い建築を勉強していた宮川さんは、料理も建築やコラージュ作品の延長だと言います。


「作る料理は、色も形も、食材とか食べられるコラージュ作品みたいなイメージです。

“記憶自体が建築”という定義をしているんですね。建築として料理しています」

頭の弱い筆者、しばし混乱。どういうことなのでしょうか?


「何かを食べた時『この味良かった、空間がよかった』という思い出になりますよね。色、味、匂い、カタチ 全部含めて。

誰とどこで何をどうやって食べたかは記憶になり、印象深いものになるんです。

そこでスパイスとハーブの特徴である“また食べたくなる中毒性”を生かして、刺激的な味や癒しの味をお客さんに提供すると、記憶に入り込むものになります。


食べたら消えちゃうけど、色とか匂いとかがよぎったふとした瞬間に、また食べたいと思う、そういうことです。

記憶、思い出を積み重ねることは建築と同じ。建物がなくても、街があって人がいれば空間になり、それはもう建築です」

なるほど。食べるということ自体が建築なんですね。
料理人というよりはアーティストのような、深い思想を聞かせていただきました。

別府とベトナムは似ている!?


宮川さんとフックさんは「別府とベトナムは似ている」と言います。
特に浜脇のエリアはヤシの木もあり、南国感がベトナムっぽいんだとか。

のんびり、ゆっくりしたところや、生活感、路地の雰囲気、そしてみんなが家族みたいな感じもベトナムを彷彿とさせるそうですよ。

消費されない食堂


「植物みたいに成長するという点でお店は生き物と同じというイメージがある」という宮川さん。

宮川さん個人は、今後ケータリングやパーティなどの仕事を増やしていきたいという思いがあり、フックさんはフックさんでやりたいことがあると言います。

お互いにやりたいことを進めながら、お店が変化し続けているんですね。

宮川さんは「文化を伝えていきたい」と語ります。

「食文化の記憶が、本を読む、料理を食べる、映画を観るきっかけになるんです。

食べたものがおいしかったら気になって、興味を持ちますよね。国に興味が出たり、その国の人と仲良くなったりすることに繋がって。

その人の知識を増やせれば「消費されない食堂」となるんです。


食堂だけど、お腹を満たすだけじゃなく消費されるだけじゃないもの。
刺激を与え続けたり、癒しの種まきみたいなことをしていきたいです」

文化を伝える?消費されない食堂??

最初はまたまた疑問符が湧き出た筆者ですが……
話を聞いていくうちに深い思いに納得しました。

まとめ


老若男女が気兼ねなく集まるお店「クーポノス」。

新しいような懐かしいような、異国のような落ち着くような。
摩訶不思議な空間と刺激的な香り、気づけばトリコになるスパイス&ハーブ料理。

新たな試みで成長し続ける「魅惑の空間」に、あなたも足を踏み入れてみましょう!

最後に……「クーポノス」のスローガンをご紹介。
Spice up your life .

スパイス食堂 クーポノス

メニュー

英語のメニューもあります。


黒板メニューは日によって替わります。

スパイス食堂 クーポノス
住所:大分県別府市千代町11-25
電話0977-75-8145
営業時間:[木、金、土] 11:00~15:00、18:00~21:00
[日、月] 11:00~15:00
定休日:火曜、水曜
Facebookhttps://www.facebook.com/Cuhponos/

この記事を書いた人
泥ぬマコ

べっぷる編集長。ライター・編集。引っ越し魔の夫と娘、犬と別府に移住してきました。PR記事や取材記事、キャッチコピーや企画・構成・編集も請け負っています。
ブログ→泥ろぐ http://doronumako.com