喋り出したらマジ止まらないっ!名物店主のいるレコード屋「ReNTReC.」

個性的なお店が軒を連ねる「北高架商店街」の、駅から一番離れたところにあるレコード屋さん「ReNTReC.」。

店内を覗いてみれば、レコードがズラリ勢揃いしています。

コアな音楽好きでなければ、中々足を踏み入れづらいところですが、気になったのでお邪魔しました!

古本・写真集・現代アートも鑑賞できる!

店主の日名子さんは、活気のなかった北高架商店街を元気にすべく尽力した、別府にものすごーーーーーく詳しい人。

とにかく知識が豊富過ぎて、何を聞いてもスパーンっと答えてくれますよ!

店内には、レコードはもちろん、古本や雑誌、写真集(絶版になった本も多数あり)がたくさん置かれているほか、現代アーティストの作品も飾られています。

こちらは、「ReNTReC」オリジナルTシャツ。ロン毛の人が「胸をかくしつつイヤーン」しているように見える人は、心が汚れているかもしれません。

レコードの品揃えはジャンルレス!

ーーどんなジャンルのレコードを置いているのか、お店に置く基準などはありますか?

日名子さん
 それはもう、ジャンルレスですね。一般的に思い浮かべる「レコード」を専門にしたレコード屋さんは、実は大分県内に3件くらいしかないんです。

ジャンルなんかにこだわってたら……ねぇ、大変ですよ。

レコードを聴くとは、録音状態を聴くということ。どれだけリアルを再現しているかが音を聞くのに重要なんですよ。僕の場合。

ーーレコードの音がなんとなくじんわりくるのは、再現率が高いからってことなんですね。勉強になります!

とある世代が“必ず持ってる”レコードとは?

日名子さん
 突然ですが、ここでレコード世代が持っているレコードの代表をご紹介しましょう!

ーーえ!?突然!!!

日名子さん
 日本の家庭に絶対にあるレコード3枚は……
かぐや姫、吉田拓郎、井上陽水!

次いで多いのは……
松山千春、松田聖子、チューリップ、小椋佳、甲斐バンド!

そして意外とないのが、中森明菜

ーーそういえば筆者の実家にも、井上陽水と吉田拓郎があったなぁ~。

店主が衝撃を受けたのは「YMO」

ーー店主の日名子さんはどんな音楽を聴いていたんでしょうか?

日名子さん
 ピンクレディとか、本当に普通のやつですよ。最初はテレビから始まりました。小学校4年からラジオを聴き始めてね。オールナイトニッポン、OBSラジオのTOP10もの、NHKのリクエストアワーとか。

小学校高学年でちょっと色気が出てきたんです。とくにYMOには衝撃を受けましたよ。初めてみたジャッキーチェンくらいの衝撃。

あの頃、映画「酔拳」をテレビでやった次の日、みんなが真似する!みたいに、圧倒的でガツンとした衝撃だったんだよね。

音楽はね、結局みんな、思春期に聴いたものを引っ張るんですよ。

レコード屋で迷ったときは「とりあえず聴くべし」

ーーレコード屋さんて、ちゃんと音楽に詳しい人以外入り難いというか、気軽にはいったら怖い店主に怒られそうというか、ミーハーで足を踏み入れてはいけない気がするんですが……?

日名子さん
 そんな大層なもんじゃないですよ。気になったのがあったら、とりあえず聴いてみてください。考えすぎず、しっくりきたらOKです。

ジャズだとかっこいいけど、フォークだとダサいみたいな不思議な風潮があるけど、音楽の好みは人それぞれですからね。

最近は、ムード歌謡や演歌を外国の人が買っていくんですよ。日本の音楽は海外で人気らしくて。

ザ・ピーナッツのレコードは今、デンマークで10万円で売れるらしいですよ!

ーーマジっすか―――――――!???ギャフン!!!

店主が選ぶ俺の3枚

ーー今お店にある物から、俺の3枚を選んでください!

GONGS OF CAMBODIA & LAOS / KING GONG

フィールドレコーディングのレコード。フランス人が中国奥地やタイ、カンボジア、ラオスなどに行って住み、録音する人による作品。外の音を録音し、組み合わせて作った曲。

The Flying Lizards / The Flying Lizards

まったく楽器をできない人が作ったレコード。例えば段ボールを叩いてエフェクトかけてドラムっぽくしたり、すべての音をそんな風に作ってできた作品です。

delicate tension / r.stevie moore

これまで400曲以上作っている宅録の神様による作品。すべての楽器ができる超人。今70歳くらいで、いまだ現役。1人ビーチボーイズといわれいます。

すごい人気なのに、独創性があるし演奏技術もすごいし、編集技術もすごい。音楽を作りたいという気持ちがピュアな人!

おまけ:取材陣の選んだ俺の1枚

bryter louter / nick drake

宮川マロ (カメラマン) の選んだ1枚。

以下、マロ氏のウザすぎる発言をどうぞ。

  • これ聞いて泣かない人いるの?
  • 俺、これに何度救われたか分かる?
  • ニックはさ、26歳で死んだんだよ。オーバードーズ、抗うつ剤のね。そういうバックグラウンド知ってると、もっと感情移入できるよ。

梶芽衣子のはじき詩集 / 梶芽衣子

筆者の選んだ1枚。

美しすぎる梶芽衣子サマ!「修羅雪姫」も「さそり」も最強にこっこえぇ芽衣子サマの歌は、どんより暗くて大好物です!!

レコード店主の抱く次なる野望とは!?

話を聞くこと早2時間以上。次から次へと繰り出すマシンガントークの店主に、思わず気が遠くなり、昔の混浴風呂の写真を見つめる筆者。

最後に目標とか野望とか、今後の展開を聞いてみました。

日名子さん
 おいしいフレンチトーストを作ることだね。半面12時間、反対も12時間焼いて作るんだけど、これが絶品。早くマスターしたい。

京都の「スマートコーヒー」で出してるものなんだけどね、生クリームいらずですよ。

ーーレコード屋にはまったく関係ないお話ありがとうございますっ!後ろに貼ってある「カツカレー」の秘密は、また今度聞きにきます!!

終始お茶目な店主、話ながらも「レコード屋さんっぽく」レコードに電解水を反時計回りに塗る作業してました!本当だよ!!

まとめ

話が尽きない店主いわく「レコードを買わなくても、遊びに来ても大丈夫」とのことでした。買ってもらえたらもちろん嬉しいけど!(小声)

古本があり、おもしろい絵やオブジェ?もあり、何より店主が盛りだくさんにお話ししてくれます。

他にも個性的なお店がいっぱいの北高架下、気軽に遊びにいきましょう!

ReNTReC

店名 ReNTReC. (レントレック) 
住所 大分県別府市駅前本町9-20
電話番号 0977-76-5584
営業時間 12:00 ~ 20:00
定休日 不定休
駐車場 なし

この記事を書いた人
泥ぬマコ

べっぷる編集長。フリーランスのライター・編集。夫・娘・犬と一緒に別府へ移住してきました。PR記事や取材記事、キャッチコピーや企画・構成・編集も請け負っています。
ブログ→泥ろぐ http://doronumako.com